【クローズアップ展示】カラーで甦る古代遺跡の写真
2015年 5月 30日(土)~ 7月 5日(日) 【クローズアップ展示】 最新のデジタイズ・ワークフローによる写真の再現 カラーで甦る古代遺跡の写真 ―写真家三枝朝四郎が捉えた60年前の中近東―
カラー写真は20世紀前半にドイツやアメリカで開発され、20世紀半ば頃から普及し始めました。時の経過により退色した古いカラー写真は本来の色を推測して調色し、当時の色を復元するのが従来の方法でした。この度、株式会社アイワードは北海道大学との産学共同研究により、古いカラー写真に残されている画像情報から科学的に色を復原する手法(デジタイズ・ワークフロー)を開発しました。
今回はこの技術を用いて、半世紀前に撮影されたカラーポジフィルムを復元しました。写真は写真家三枝朝四郎氏(故人)が東京大学イラクイラン調査団に随行した1956-58年に撮影したものです。西アジアの遺跡写真など10数点のかつての色彩を目の当たりにしていただきます。復元手法は映像でご紹介します。
会期 | 2015年5月30日(土)~7月5日(日) |
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開館時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
入館料 |
一般 600円、大高生 500円、中小生 200円 (20名以上の団体割引、障がい者割引あり) (小・中・高校生は土・日曜日は無料) 入場料は常設展と共通となっております。 |
展示協力 | 株式会社アイワード |
写真提供 | 東京大学総合研究博物館 |
ペルセポリス遺跡、イラン1956-9年
トロイ遺跡、トルコ 1956-7年撮影