【オリ博講演会】「危機にあるシリア文化遺産の記録」
2019年 6月 23日(日) 【オリ博講演会】 「危機にあるシリア文化遺産の記録」
シリアにおける内戦は8年以上が経過し、シリア各地の文化遺産は、戦災や盗掘、略奪、あるいは石取りなど様々な被害にあい、極めて深刻な状況に陥っています。内戦前までシリアの特にイドリブ県で長期にわたり考古学調査を継続してきた筑波大学の調査隊は、文化庁の支援を得て、危機にあるシリア文化遺産の保護に取り組んでいます。
今回はそのような活動の一つ、イドリブ県にある被災の激しい世界遺産(現在は世界危機遺産に指定)「北シリアの古代村落群」で行っている初期教会のデジタルデータによる記録などについて紹介します。重要な遺跡を最新の技術で正確に記録しておくことは、学術的な意味だけでなく、万が一それらが破壊された場合の復元にとっても、重大な意味を持っていると考えているからです。
日時 | 2019年 6月23日(日) 13:00-15:00 |
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場所 | 池袋サンシャインシティ 文化会館7階 会議室710室
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講師 | 常木 晃(筑波大学教授) |
参加費 | 参加費500円(友の会会員は無料) |
定員 | 130名 ※正午より先着順にて受付ます。 なお、定員を超過した場合、会場スペースの都合上、入場をお断りすることがございます。予めご了承ください。 |
クローズアップ展「危機にあるシリア文化遺産の記録」」
2019年6月8日(土)~2019年6月30日(日)
筑波大学が文化庁文化遺産保護国際貢献事業の委託を受けて実施したシリア文化遺産の記録事業や文化遺産の重要性に関する啓蒙活動について紹介し、その成果を広く公開します。