【講演会】「古代ヨーロッパ文明の起源を探る:先史時代バルカン半島の考古資料を辿って」
2016年 7月 2日(土) 【講演会】 古代ヨーロッパ文明の起源を探る 先史時代バルカン半島の考古資料を辿って
黒海の彼方、西アジアに隣接するバルカン半島で、かつて隆盛を誇ったトラキア人と呼ばれる騎馬民族がいました。この民族の起源についてはいまだ明らかにされていませんが、半島に残された先史時代の考古資料には、その謎に迫るヒントが隠されています。
本講演では、東海大学とブルガリア考古学研究所が30年近くにわたり共同調査を進めてきたデャドヴォ遺跡の発掘調査成果と、近年ブルガリアとルーマニアで実施している資料調査の成果を中心に紹介しながら、古代ヨーロッパ文明の基層の一端についてお話しします。
日時 | 2016年 7月 2日(土) 13:30~15:00 事前申込不要。直接会場へお越し下さい |
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場所 | 池袋サンシャインシティ文化会館7階会議室710室 |
講師 | 千本 真生(古代オリエント博物館共同研究員・東海大学非常勤講師) |
参加費 | 参加費500円(友の会会員は無料) |
講師プロフィール
千本 真生(センモト マサオ)
古代オリエント博物館共同研究員・東海大学非常勤講師
1979年東京都生まれ。東海大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。ブルガリア・ソフィア大学に留学。専門はバルカン考古学。ブルガリアやトルコでの発掘調査に参加。第36回(2014年)日本オリエント学会奨励賞を受賞。2015年より古代オリエント博物館共同研究員。古代オリエント博物館自由学校で「東欧・バルカンの先史文化を学ぶ」を開講中。
最近の訳書(監修・翻訳)に『ゲタイ族と黄金遺宝:古代ブルガリア・トラキア人の世界』(ディアナ・ゲルゴヴァ著、田尾誠敏・松前もゆるとの共訳。愛育社刊)がある。